「小さなビンやボトルアクアリウムで飼っているメダカが産卵してる!」
メダカがお腹に卵をつけているのは感動するものです。
しかし、同時に「どう対応すればいいんだ!?」と焦る出来事でもあるでしょう。
そんな方のために、この記事では、メダカがお腹に卵をつけていたときの対処法を書いていきます。
メダカ飼育歴11年の僕が、丁寧かつわかりやすくご紹介していきますね!
この記事を読むと、以下のことがわかる&できるようになります。
- 産卵しているメダカをどう扱えばいいかわかる。
- お腹から離れた卵をどう扱えばいいかわかる。
では、さっそく参りましょう!
産卵床を入れて卵を産み付けさせる
メスのメダカのお腹に卵がくっついているのを発見したら、それを産み付けさせてやる必要があります。
メダカは、水草などに体をこすりつけて、卵をお腹から離して産卵します。
しかし、小さなビンで水草を入れていないというケースもあると思います。
そんなときは、メダカの水草を買ってくるよりも、専用の「産卵床」のアイテムを買ってくるのがオススメです。
▼こんな感じの商品です。
これをメダカのビンの中に入れて浮かべてやります。
すると、そこに体をこすりつけ、卵を産み付けるということですね。
産卵床ごと、卵を別のビンに移動する
産み付けられた卵は、別のビンなどの容器に移します。
そうしないと、親メダカが間違えて食べてしまうことがあるためです。おっちょこちょいですよね。
卵を移すときは、産卵床ごと移してしまうのが楽チンです。一気に移動できますからね。
もちろん、卵だけ外して別容器に移してもOK。ちなみに僕はこっち派です。
外して卵だけにした方が、観察がしやすいんですよね。
卵は稚魚が孵化してくるタイミングが近づくたびに見た目が変わってきます。
稚魚が生まれてきたら、すぐにやってあげることがあるので、卵の観察をしっかりするのはとても大事なことです。
水道水で卵のカビ予防を
ここ、とても大事なポイントです!
卵を移動した先の容器の水は、汲みたての水道水にするのがオススメ。
飼育水ではなく、水道水です!
「え!?メダカにとって水道水のカルキは有害じゃないの?」
と気づいたあなた、さすがです。
確かにメダカにとってはカルキは有害なのですが、卵にとっては逆にプラスの効果を与えてくれるのです。
カルキは水道水が腐るのを防ぐ成分。それがメダカの卵が腐るのも防いでくれるのです。
僕も何度も経験があります。メダカの卵ってかなり腐りやすい。
卵を楽しみに観察していたのに、ある日卵のまわりに白いモケモケのカビが生え、そのままダメになってしまうのはショックが大きいものです。
それを防ぐために、カルキを抜いていない汲みたての水道水がうってつけというワケなのです。
卵を移す容器に水道水を汲んだら、そこに卵を入れます。
しかし、カルキは1日ほどで自然に抜けてしまいますので、毎日新しい水道水に換えてあげましょう。
メダカの卵や稚魚を入れる容器は、プラカップが安くて丈夫で便利ですよ。
卵が孵ったら飼育水に入れてあげる
水温が25度くらいならば、メダカの卵は10~14日で孵化します。
稚魚が生まれてきたら、今度は水道水のカルキは有害になります。さらに別容器を用意して、そこには飼育水を入れてあげましょう。
このときの飼育水は親メダカが泳いでいる飼育水でOKです。
(親メダカの容器に入れてはダメですよ、親に食べられちゃいますから!)
しかし、すべての卵が孵るのには微妙に時間差があるものです。
生まれた稚魚から飼育水入りの容器に移していき、まだ孵らない卵は水道水に入れておきましょう。
稚魚は大きめのスポイトで優しく吸って移動してあげるのが簡単で安全です。
ボトルアクアリウムでの産卵はレアだから…
入れるメダカの数が少なくなるビンやボトルアクアリウムでの飼育では、産卵はレアなケースだと思います。
しかし、だからこそしっかりお世話をしてあげて、稚魚の飼育も楽しみたいですよね。
稚魚の育て方については別の記事で詳しく書いていきますね!
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