卵からメダカの稚魚が生まれた!
稚魚たちもビンで上手に飼うにはどうしたらいい?
そんな悩みと不安を抱えた方のために、この記事では、小さなビンやボトルアクアリウムで稚魚を飼育するための具体的な方法やコツを紹介していきます。
メダカ飼育歴11年の僕が、その理由を丁寧かつわかりやすくご説明していきますね!
この記事を読むと、以下のことがわかる&できるようになります。
- メダカの稚魚をビンで上手に飼うための準備物
- 稚魚を育てる際の必要なお世話
では、さっそく参りましょう!
生まれたての稚魚は小さな容器で飼うのがオススメ
生まれたてのメダカの稚魚は本当に小さい。針の先のように小さいことから、「針子(はりこ)」とも呼ばれるほどです。
この小さな稚魚を、大きなボトルアクアリウムや水槽で飼育するのは結構大変です。
というのも、どこにいるか見つけにくいから。
また、親メダカと一緒の水槽やビンに入れておくと、親メダカに稚魚が食べられてしまうので絶対にNGです。
なので、稚魚が生まれたら、小さなビンやプラカップなどに移してあげて飼うのが大事です。
僕のオススメは断然プラカップです。上の画像、キレイに稚魚が撮れているでしょ?
稚魚がどこにいて、今日もみんな元気なのか、様子が確認しやすくてオススメです。
カップの透明度が高く、割れないのに丈夫。しかも汚れたら交換しやすいので扱いがとにかく楽です。
こんな感じのよくあるプラカップでOKです。
ビンやプラカップで稚魚を飼う準備物
稚魚をビンやプラカップで飼うのには、準備物はそんなに必要ありません。以下のものがあれば、手軽にできます。
- 小さめのビン、またはプラカップ
- 親メダカと同じ飼育水
- 稚魚用の餌
- スポイト
①小さな容器に、②親メダカを飼っている容器の飼育水を分けて、稚魚が暮らすスペースを用意してあげます。
そして、小さな稚魚の小さな口に入るような③稚魚用の餌が必要です。
こちらが僕が愛用している稚魚用の餌です。粉末状で生まれたての稚魚でも食べやすく、栄養豊富なのです。
もうひとつ大事なお世話と言えば、水換え。
これは大人のメダカと同じく、④スポイトを使って水を換えてやります。
基本的には、餌の食べ残しやフンなどの汚れの溜まる底の方から水を吸ってやります。
水面に油膜が目立つ場合は、水面から水を吸って除去してあげましょう。酸素不足になってしまう危険性があり要注意です。
どちらの場合も、稚魚まで吸い出さないように要注意です!
小さいので巻き込んで吸い込みやすいので、水を捨てる前に稚魚が入ってしまっていないか、よく確認してから水を捨ててください。
口の広いスポイトなら、吸い込んでも稚魚を傷つけないのでオススメですよ。稚魚を優しく容器間を移動させるのにも使えて便利です。
稚魚が大きく育ったら…
稚魚がある程度大きくなったら、過密を防ぐため、ビンを分けて育ててやりましょう。
こちらの記事では、よく言われる「水1リットルに対し、メダカ1匹」または「ビンやボトルならば1匹まで」と書いていますが、稚魚は大人のメダカより小さいのでもう少しまとめて入れてあげても大丈夫です。
数も多いでしょうし、小分けしすぎるのも大変ですよね。
親メダカを水槽や大きめのボトルアクアリウムで飼っていて、そこに加えたいという場合は、少なくとも稚魚が親メダカの口に入らないサイズまで大きくなってからにしましょう。
これはやはり食べられてしまう危険があるからです。
しかし、大きなメダカにいじめられると、稚魚は弱ってしまいます。やはり、できれば親メダカと別に飼ってあげて、大きさが同じくらいになってから混ぜてあげるのがベストと言えます。
ただ、そのころには、親メダカが寿命を全うしてしまうことが僕の経験としては多かったです。
なので、親がいた水槽なり、大きめのビンなりに、大きくなった子メダカを入れて飼ってあげることができていました。
かわいい稚魚を大切に大きくしてあげよう。
生まれたてのメダカの稚魚は、なんともかわいい存在です。
しかし、本当に繊細な生き物であることも事実。粉末状のような専用の餌を与えないと、餌を食べることができず餓死してしまいます。
また、小まめに水換えをしてあげないと、それでも健康状態が悪くなり死んでしまいます。
さらに言えば、上手にお世話ができていても、体が弱い個体はそれでも死んでしまうこともあり、孵化した稚魚みんなを元気に育てるのは難しいと実感しています。
だからこそ、大人のサイズまで大きく育ったときの喜びはひとしおです。
このブログが、あなたのお家のメダカの稚魚たちを元気に育てることに役立てば非常にうれしいです!
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