「メダカのボトルアクアリウムをもっともっとオシャレにしたい」
「こだわって小さな癒しの空間を創り上げたい」
メダカのボトルアクアリウムを始めると、ついつい思ってしまうこんな気持ち。とてもよくわかります。
今回の記事は、そんな方のために書いていきます。
実は、ボトルアクアリウムという小さなスペースでメダカを飼うことにおいて、ボトル内を装飾することには、メリットとデメリットがあるのです。
メダカ飼育歴11年の僕が、丁寧かつわかりやすくご紹介していきますね!
この記事を読むと、以下のことがわかる&できるようになります。
- メダカのボトルアクアリウムに装飾品を入れることのメリットとデメリット
- 自分に合ったボトルアクアリウムを始め、維持できるようになる。
では、さっそく参りましょう!
ボトルアクアリウムに装飾品を入れるメリット
オシャレに仕上げるメリットは、なんといっても部屋のアクセントになることです。
- キレイなボトルアクアリウムは癒しを与えてくれる。
- 部屋のちょっとしたインテリアになる。
小さくて、普段過ごす時間の多いリビングや自分の部屋に置いておけるボトルアクアリウムですから、オシャレにレイアウトするとちょっとしたインテリアのようにもなってくれます。
お客さんが来たときに、オシャレでキレイなボトルアクアリウムがあると、「メダカ飼ってるんだ!」「オシャレだね!」なんて言われてしまうかも。
僕も実際、きょうだいやパパママ友達が家に遊びに来たときは、小さい存在でもほぼ100%気づいてもらえるし、興味を持ってもらえます。
ええやろ。
これはメダカを飼っててよかったな…!と思える代表的な瞬間ですよね。
川底をイメージしたレイアウトや、水草いっぱいで緑あふれるレイアウトなど、コンセプトを持たせてオシャレにしていくのは楽しいものです。
自分なりのテーマやコンセプトを持って作っていくのがコツになります。
キレイに装飾するのは、主にこうした気持ちの部分での効果がありますね!
ボトルアクアリウムに装飾品を入れるデメリット
さて、次はデメリットです。
装飾を充実させることのデメリットは2つあります。
- 水換えや掃除がしにくくなる。
- メダカの泳ぐスペースが狭くなる。
意味はわかっていただけると思いますが、1つずつ分けて解説しますね。
水換えや掃除がしにくくなる。
ソイルや砂利を敷いて、水草を入れて、その他の装飾グッズも入れて…
と、ボトルの中身を充実させるほど、水換えや掃除をするときに邪魔になってしまうのです。
水換えはスポイトでやればできますが、特に掃除ですね。
こちら、ソイルを敷いたボトルの底です。一見キレイに見えますが・・・
スポイトでそこに水を吹きかけると、取れていないフンなどの汚れが舞い上がります…!
ひーー!掃除で取れてなかったー!
そうなのです。ソイルや砂利の間に挟まった汚れは、しっかり掃除しないと取れません。
メダカを別の容器に移して、ソイルや砂利を取り出して掃除しないと、まっさらにキレイにはできないんですよね。
一方、ソイルや底石を敷いていないと・・・
こうして落ちているフンも、
スポイトで吸えば一発で取り切れます。
スッキリ!キレイ!
スポイトにソイルが入り込んでしまうこともなく、スポイトで水換えするときに一気にキレイにできてしまいます。
そのほか、フェイクの水草や水槽内に沈めるオブジェ的な装飾アイテムも、それ自体が汚れてきてしまいます。
その分、お掃除する箇所は増えてきてしまうワケですね。
取り切れなかったフンやエサの食べ残しは、水量の少ないボトルアクアリウムの水質を一気に悪化させます。
「オシャレに装飾するためにいろんなものを入れたい」という気持ちと、「掃除を手軽にしてキレイに維持したい」という気持ちのバランスが大事になってくるのです。
メダカの泳ぐスペースが狭くなる。
装飾グッズをボトルに入れた分、水の量が少なくなり、メダカが過ごすスペースも狭まります。
水量が減れば、これもまた水質が敏感に変化する要因になります。室温による水温の変化も敏感になりますね。
ただでさえボトルという小さなスペースなので、過度に装飾グッズを入れるのはメダカにとってもかわいそうです。
ということで、正直僕は、ビンと飼育水、メダカ、小さな水草、以上。というシンプルなボトルアクアリウムの方が好きです。
やっぱり、日々の水換えや掃除がすごく楽ですから。このメリットは大きい。
特にメダカ初心者の方は、まずはシンプルにビンと飼育水だけから始めて、楽しくメダカと暮す生活からスタートするのをオススメします。
メダカと自分が納得できる程度にしよう。
メリットとデメリットというテーマで書いてきました。
メリットに比べてデメリットの方のボリュームがかなり多くなってしまいましたね。
メリットは気持ち的な部分での満足度であるのに対して、デメリットは実際にかかる日々の手間や、メダカたちにも関わってくる部分が大きいため、このような文量のバランスになってしまいました。
大事なのは、メダカと自分の双方が楽しく、納得できる程度の装飾にすることです。
初心者の方であれば、装飾やレイアウトにこだわる前に、メダカを元気に飼育すること自体に焦点を当ててやってみてください。
【メダカのビンの作り方講座 記事一覧】
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