メダカのビンやボトルアクアリウムの始め方はわかった。もしくはすでにメダカをお家にお迎えした。
「だけど、日々のお手入れやお掃除のために必要なものって何だろう?」
という方のために、この記事を書いていきます。
メダカ飼育歴11年の僕が、丁寧かつわかりやすくご紹介していきますね!
この記事を読むと、以下のことがわかる&できるようになります。
- メダカのボトルアクアリウムを維持するために必要なお手入れがわかる。
- そのときにあると便利な準備物がわかる。
では、さっそく参りましょう!
メダカのボトルアクアリウムに必要なお手入れ
メダカをミニマルにビンや小型水槽で飼うと言っても、生き物を飼うことですから、掃除などのメンテナンスは必要になります。
しかし、30㎝や60㎝の水槽と比べたら、メダカのボトルアクアリウムのお手入れは最小限の手間で済みます。
これもミニマルにメダカを飼うメダカビンやボトルアクアリウムならではのメリットです。
そんなメダカのボトルアクアリウムを維持していくために必要なお手入れは、大きく2つあります。
①水換え
水の生き物の飼育に絶対欠かせないのが水換えです。
メダカの飼育水も、日々いろんなもので汚れていきます。
- エサの食べ残し
- フン
- コケや白にごり
これらは目に見えるので気づきやすいと思うのですが、怖いのは目に見えないものの存在です。
フンから出たアンモニアが亜硝酸塩という有毒なものに変化し、それが知らないうちにメダカを弱らせていく…という失敗を、僕も最初のころに経験しました。
そんな見た目にもメダカたちにも有害なものを取り除くため、水換えは不可欠な日々のお手入れです。
容器の大きさによってさまざまですが、小さなガラス容器やビンについては、ほぼ毎日、飼育水の4分の1程度を換えています。
②掃除
メダカのお部屋である容器が汚れてきたら、お掃除をしましょう。
ボトルアクアリウムなら、ビンやボトル。小型水槽なら水槽。
その内側には、上手に飼育できていても、どうしてもコケが付いたりしてしまいます。
また、底石などを敷いている場合には、その隙間にフンやエサの食べ残しが挟まっているものです。
それらを取り除いてやらないと、飼育水の汚染の原因や、ボトルアクアリウムの見た目の悪化に繋がってしまいます。
掃除は、汚れが目立ってきたらやっているので、僕の場合は月に1回くらいといった頻度でやっています。
お手入れに必要な準備物
では、メダカのボトルアクアリウムの「水換え」「掃除」のそれぞれに必要なものや、あると便利なものをご紹介していきます。
水換えに必要なもの。あると便利なもの。
カルキ抜き
替えの飼育水を作るために必要なアイテムです。
水道水に含まれる、メダカにとって有害なカルキを除去してくれます。
水道水をバケツなどに汲み置いて、1日待つだけでもよいと言われますが、僕の経験上では、やはり専用のカルキ抜きの薬剤を使った方がメダカが元気に暮らしてくれる感覚があります。
僕がずっと愛用しているのは「ジクラウォーター」です。メダカ用はオレンジ色です。
飼育水の中のバクテリアの繁殖にも効果的で、メダカにとって心地よい安定した飼育水を作ってくれます。
スポイト
ボトルの中の古い飼育水を、静かに取り出すために使うアイテムです。
毎回ボトルを傾けて水を出すより、メダカにストレスを与えません。
全体的なサイズも口も大きめの方が、一度にたくさん水を吸えるのでオススメです。メダカや稚魚などを吸い込まないようにだけ気をつけてください。
また、新しい水をボトルに注ぐときにも使えますので、非常に便利なアイテムです。(画像のスポイト、使い込み過ぎて内側のコケがどうしても取れません 笑)
バクテリア剤
「飼育水の安定=ろ過バクテリアの繁殖」と言ってもいいくらい、バクテリアの存在は重要です。
メダカのフンや、エサの食べ残しから発生するアンモニアや亜硝酸塩といった有害物質をパクパク食べて無害なものにしてくれます。
これこそ11年愛用しているのは、ニチドウの「たね水」。ペットショップなどの、長期間安定した飼育水に発生するような、良質なろ過バクテリアが入った溶液です。
もう僕のお守り、神様のような存在のアイテムですね。
水換えのたびに3滴くらいボトルの中に落としています。
新しい水を汲み置いておく容器
新しい飼育水を保管しておく容器と、古い飼育水を捨てるのに使っている容器です。
はい、見た通りペットボトルの頭を切ったものです。こんなところにお金をかけなくてもいいし、ビンよりも割れないし軽いので使い勝手がいいです。
新しい飼育水を入れた容器は、ボトルアクアリウムの近くに数時間置いておき、水温を合わせておくのがコツです。
夏や冬など、空調の効いた部屋とそうでない部屋では温度差が激しいためです。
掃除に必要なもの。あると便利なもの。
スポンジ
長期間ボトルアクアリウムをやっていると、どうしても内側にコケなどが付いてしまうものです。
それを掃除するときに便利なのが、スポンジです。
小さなボトルなので、メダカを入れながらゴシゴシするのは難しいし捗らないしメダカがキケンです。
別の容器に移してから、ゴシゴシしましょう。小さなビンならばあっという間にピカピカになります。
すぐに新品同様のキレイな容器になるのも、小さなビンでの飼育ならではのメリットです。水槽のときは大変でした…。
替えのビン(ボトルアクアリウムの容器)
新しいビンを用意しておくと、掃除のときにとてもとても便利です。
- 汚れたビンから替えのキレイなビンにメダカを移す。
- 汚れたビンを洗う。
- キレイになったビンをそのままストックしておく。
- 今度の掃除はそのビンにメダカを移す。
という、なんとも楽チンなサイクルができるからです。
これ、シンプルですけど非常にオススメ。
お手入れをして、キレイなボトルアクアリウムを保とう。
癒されるメダカのボトルアクアリウムを部屋に置いた生活をしたい。
そんな僕と同じことを考えて、ボトルアクアリウムを始めた方も多いはず。
でも、キレイを保つためには、お手入れは欠かせません。
もちろん、メダカの元気のためにも不可欠です。
ちょっとの手間をかければ、簡単に美しさを保てるのも、小さくメダカを飼うボトルアクアリウムならではの大きなメリットです。
日々の「水換え」と容器が汚れたときの「掃除」。この2つで楽しく癒されるメダカのビンがある暮らしを送っていきましょう。
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